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整備検討中の音楽ホール、有識者懇が初会合 18年度末報告へ 仙台市

 仙台市は27日、整備検討中の音楽ホールを巡る議論を本格化させるため、有識者による懇話会(会長・本杉省三日大理工学部特任教授)の初会合を市役所で開いた。ホールの機能や規模、立地などを検討し、2018年度末に報告書をまとめる。
 委員は学者や音楽団体、経済界の関係者ら9人。郡和子市長は「音楽ホールは市民が集い、奏で、交流を広げる場。仙台の街にふさわしいホールはどういうものか、知恵と力を貸してほしい」とあいさつした。
 市側は議論のたたき台として「主ホールは2000席規模の多機能ホール」などとする試案を提示。委員から「ホールで公演がないとき、どう活用をするのか。にぎわいや交流をつくり、街の魅力を高める活動を担ってほしい」「コンベンション機能を補完する施設がいい」などの意見が出た。
 市は懇話会の検討を踏まえ、19年度にも立地場所を選び、基本構想を策定する考え。整備手続きが順調に進んだ場合でも「開館は今から10年近くを要する」(市文化振興課)という。
 懇話会は今後5回の会合で、市内の他のホールとの役割分担や連携の在り方などについても議論する。
 本杉会長は「東日本大震災後、文化芸術が東北で果たしている役割を再認識した。地域の人たちの思いがホールに込められ、運営されていくだろう。(懇話会の議論を通じて)方向性を形にしたい」と述べた。
 市によると、全国20政令市のうち、2000席規模の大型ホールがないのは仙台市だけ。
 市は市民に関心を高めてもらおうと、来年度まで3回のシンポジウムを開く。第1回は「これからの仙台に望まれるホールと文化芸術振興」をテーマに、来年1月27日、青葉区の市青年文化センターで行われる。


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2017年11月28日火曜日


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