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スマホの地図 経路つなぐと・・・山形市で「顔マラソン」

顔マラソンのコース図。当日は雨のため、実際に走ることができたのは右半分(赤線)だった
JR山形駅東口で顔マラソンのスタートを切る参加者たち

 スマートフォンの衛星利用測位システム(GPS)を使い、地図上に顔が描かれるように設定したコースを走る「顔マラソン」と呼ばれる催しが26日、山形市であった。東京都の男性が発案し、各地に広がっている新しいランニングイベント。参加者たちはスマホを携え、徐々に画面上に現れてくる「顔」の絵を楽しみながら、心地よい汗を流した。

 山形市で顔マラソンを開催したのは、JR山形駅前の飲食店経営者らでつくる「はながさ通り飲食店組合」の高橋弘事務長(72)。テレビのニュース番組で顔マラソンを知り、ランニング仲間や飲食店主、常連客に声を掛けて20〜70代の参加者12人を集めた。
 コースは果柄のつながった2粒のサクランボを模した形で、完走するとJR山形駅を起点とする2本の線で結ばれた二つの顔が現れる仕組みだ。
 一行は午前10時ごろ、それぞれGPSを起動させたスマホを持って山形駅東口をスタート。高台にある東北芸術工科大から市内を一望したり、現存する石鳥居としては国内最古とされる国の重要文化財「元木の石鳥居」を見学したりしながら、約3時間で山形駅に戻った。
 この日は途中から雨となり、実際に走ることができたのは二つのサクランボのうち右側のみで、距離はハーフマラソン並の約22キロだった。
 高橋さんは「雪が溶ける来年4月ごろ、みんなで左の顔を走って完成させたい」と再挑戦を誓っていた。参加した山形市の理学療法士武田亜澄さん(27)は「普段は走らない道が多くて、知らない店や景色など地元の再発見があった」と笑顔で話していた。
 「顔マラソン」は2011年、東京都文京区の会社員浜元信行さん(39)が考案。米検索大手グーグルのストリートビューを使い、全国の都市で総延長42.195キロの顔形になるランニングコースを作ってネット上で公開してきた。
 コースは、特産品のサクランボにちなんだ山形版のように、それぞれ「土地にちなんだ形になるよう心掛けている」(浜元さん)。
 これまでに38都道府県の主要都市のコースを提案しており、東北で唯一空白となっている秋田県のコースも制作中だという。


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2017年11月28日火曜日


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