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<避難指示解除>薬局再建へ 飯舘村が県と初の協議会

旧避難区域での薬局再開を目指し、設立された協議会の初会合=福島県飯舘村

 福島県は27日、東京電力福島第1原発事故に伴う旧避難区域の薬局再開を目指す協議会を飯舘村に設立した。NPOなどによる運営や住民の健康管理も担う新たな経営スタイルを想定。浪江、富岡、楢葉の各町でも協議会を組織し、2020年度までに各町村で最低一つを開設したい考えだ。
 県によると、各協議会は県と地元自治体、県薬剤師会、病院の関係者らで構成する。
 開設を目指す新たな薬局は調剤業務に加え、病気予防などで住民に助言できるように健康相談窓口も設ける。病院や保健センターなどと連携して患者情報を共有し、地域包括ケアシステムの構築にも関わる。
 飯舘村の協議会初会合には15人ほどの委員が出席。「住民の健康チェックを行うことで、帰還促進にもつながる」「(大学との連携などで)若い世代のアイデアを取り込めないか」といった意見が出た。
 県薬務課の木村隆弘課長は「住民の安心安全な暮らしのために薬局が必要。地域包括ケアの一翼も担える薬局の開設を目指す」と話した。
 県によると、双葉郡など県内12市町村の避難指示が出た区域には原発事故前、薬局が31カ所あったが、現在は南相馬市小高区と広野町の2カ所のみ。採算や薬剤師不足などが再開のネックになっている。


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2017年11月28日火曜日


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