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<東北大雇い止め>「限定正職員」合格669人 推薦ない職種は6割落ちる

 東北大が3000人規模の非正規職員を2018年3月末以降、順次雇い止めにする問題で、同大で同年4月に導入される「限定正職員」採用試験の合格者が669人だったことが28日、分かった。所属部局の推薦が受験の条件となる職種で全員が合格した一方で、推薦のない職種の合格率は38.8%にとどまった。
 東北大は同日、受験者に合否を通知した。試験は事務職の一般業務限定職員、技術職の特殊業務限定、教員付き秘書らの目的限定の3職種であり、所属部局の推薦がない一般では受験者214人中、合格は83人。特殊は189人、目的は397人で全員が受かった。
 労働契約法によると18年4月以降、同じ職場で通算5年を超えて働く有期雇用者は雇用主に無期転換を申し込める。東北大には5年超の非正規職員が約1050人在職しているが、同大は受験者らの在職年数を公表していない。
 里見進総長は28日、「新制度は法の趣旨を外れている」と指摘する東北大職員組合からの2回目の公開質問状に、「以前答えた内容と変わらない」と回答。1回目は「(新制度で)むしろ本学に有能な人材が集まるという効果が期待できる」との認識を示していた。
 東北大は職務などを制限した限定正職員制度の導入を今年1月に発表。8月に募集を始め、一般は適性検査と面接、特殊は小論文、目的限定は書類などでそれぞれ選考した。


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2017年11月29日水曜日


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