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<大川小>本年度で閉校 被災校舎敷地内に閉校記念碑設置へ

大川小の被災校舎=2016年10月26日、宮城県石巻市

 東日本大震災の津波で児童と教職員計84人が犠牲となり、本年度で閉校する宮城県石巻市大川小(児童29人)について、市教委は28日、閉校記念碑を同市釜谷地区の被災校舎敷地内に設置する案を示した。市河北総合支所であった遺族や地元住民らとの会合で伝えた。
 関係者によると、記念碑は石製で校歌や沿革が記され、校舎の絵が描かれる見込み。大川小関係者や保護者らの意向も踏まえて最終的なデザインを固める。
 設置する時期や具体的な場所については、校舎の遺構整備に合わせて検討する見通し。市は基本設計や住民説明会、実施設計などを経て、2019年度末の整備完成を目指す。
 市の整備方針によると、震災伝承エリアと慰霊・鎮魂エリアを整え、両エリアを植栽で仕切る。校舎への立ち入りは制限し、津波で被災した渡り廊下や体育館跡などは現状のまま保存。釜谷地区と遺族会が校舎南側に設置した慰霊碑は18年3月11日までをめどに、校舎東側にある観音寺の敷地内に移す方向で調整する。
 大川小の校舎は1985年に完成。津波で被災し、周辺は人が住まない災害危険区域となった。児童は現在、約10キロ離れた同市二俣小(82人)の敷地に整備された仮設校舎に通う。大川、二俣両小は18年4月に統合し「二俣小」となる。


2017年11月29日水曜日


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