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<カツオ日本一>気仙沼21年連続 震災後も堅持 水揚げはピーク半分以下

気仙沼漁港に水揚げされたカツオ=6月

 気仙沼漁港(宮城県気仙沼市)の2017年の生鮮カツオの水揚げが21年連続で日本一となったことが、気仙沼市魚市場を運営する気仙沼漁協と漁業情報サービスセンター(東京)のまとめで分かった。水揚げ量は主力の一本釣りと巻き網を合わせて1万9769トン。16年(1万9422トン)とほぼ同水準だった。
 内訳は一本釣りが1万1088トン(前年比25.0%減)、巻き網が8681トン(87.9%増)。7、8月が好調で、2カ月間で約1万4000トンが水揚げされた。最後の水揚げは11月10日。
 センターによると、2位の勝浦漁港(千葉県)の水揚げ量は約1万3300トン。漁期はほぼ終わっており、追い上げは難しいという。
 気仙沼漁港は東日本大震災で被災した後も、日本一を守り続けている。ただ、水揚げ量はピークだった05年(4万3150トン)や震災前の10年(3万9750トン)に比べると、落ち込みが激しい。
 気仙沼漁協によると、中西部太平洋でのカツオの漁獲が増加し、日本近海への来遊が減少しているという。国際的な資源管理が課題となっている。
 同漁協の熊谷宏一常勤監事は「連続日本一は、気仙沼市全体で『カツオの街』を支えてきた成果だ。関係機関と協力し、資源管理の必要性を訴える努力も必要となる」と話した。


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2017年11月29日水曜日


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