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酒田の病院が核 東北初の地域医療連携法人来春発足へ

 酒田市の日本海総合病院(646床)を運営する独立行政法人「山形県・酒田市病院機構」などが市内で設立準備を進めている地域医療連携推進法人に関し、酒田地区歯科医師会など新たに4法人が加わり、計9法人で設立を目指すことが28日、分かった。来年3月に山形県に認定申請し、4月にも東北初の地域医療連携推進法人として発足する見通し。
 10月に市内で開いた地域医療連携推進法人「日本海ヘルスケアネット」(仮称)の設立協議会代表者会で、酒田地区歯科医師会と同薬剤師会、精神科病院を運営する医療法人「山容会」(酒田市)、特別養護老人ホームを営む社会福祉法人「かたばみ会」(同市)の参加が了承された。
 新法人は人材育成や医薬品の共同購入を行うほか、医療従事者の相互派遣や施設間の機能分担に取り組む。ネットワーク化のメリットを最大限に生かし、地域包括ケア体制の確立を図っていく。薬剤師会は災害時の薬の備蓄にも取り組む。
 病院機構に出資する山形県と酒田市の両議会で定款の変更などが認められれば、来年3月に県へ認定申請するという。
 病院機構の栗谷義樹理事長は「人口減少が進み、医療や福祉施設にとっても苦しい時代に入っている。施設間の資源を有効活用し、互いに助け合う仕組みづくりは庄内に限らず重要だ」と意義を強調した。
 新法人には、酒田市の医療法人「健友会」や酒田地区医師会なども参加する。

<地域医療連携推進法人> 厚生労働省が今年4月、地域の医療・介護施設間のネットワーク化を通じて質の高い効率的な医療提供を促すため制度化。各団体の独立性を保ちつつ、地域の医療介護の利害調整や業務連携の円滑化が期待できる。全国で愛知、広島などの4法人が認定されたが、関東以北では事例がない。認定するのは都道府県知事。


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2017年11月29日水曜日


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