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<北ミサイル発射>東北漁業者「怖い」 挑発に諦め感も

 「ぞっとした」「もうやめて」。29日未明の北朝鮮による弾道ミサイル発射は、落下点付近で操業する漁業関係者らに不安を与えた。一方、度重なる発射に、「挑発行為はうんざり」との声も聞かれた。
 小泊漁協(青森県中泊町)の漁船は、この時期、イカやタラ、ブリなどを水揚げするため、深夜から早朝にかけて操業。29日は海が荒れていたため、早めに帰港していた。同漁協の男性職員(28)は「場所や時間がずれていたらと思うと、とても怖い」と語る。「発射されたと分かっても、海の上でどうすればいいのか」と懸念を口にした。
 幾度ものミサイル飛来に「慣れっこになってしまった」との声も。秋田県漁協北浦総括支所(男鹿市)の浅井和博所長(57)は「ミサイルが怖いからと言って漁に出ないわけにはいかない」と話す。北浦地区では今年3月、全国初のミサイル落下を想定した避難訓練が行われたが、「本当に意味があったのだろうか」と疑問を呈した。
 青森県庁では防災危機管理課の職員が午前4時ごろから次々登庁。日本海沿岸の市町に連絡を入れ、情報収集に当たった。9時前には対策会議を開催。三村申吾知事は「度重なるミサイル発射は安全安心を脅かす事態で、断じて容認できない」とのコメントを出した。


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2017年11月29日水曜日


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