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栗原・県循環器センター撤退 八戸の医療法人に貸与へ 老健施設を開設

施設の利用事業者が決まった県循環器・呼吸器病センター

 栗原市栗原中央病院に機能を移管し、閉鎖される同市瀬峰の県循環器・呼吸器病センターについて、県は29日、施設利用の事業者を選考する審査会を開き、八戸市の医療法人「仁泉会」に貸与する方針を固めた。診療機能を備えた老人保健施設の開設を目指す。
 同法人は青森、宮城、岩手の3県で病院や介護老人施設を運営する。センター1階にクリニックを開設し、2階に事務棟、3〜4階に60〜90人規模の老健施設を整備し、職員は100人前後を想定する。
 貸し付けの開始時期は、移管後の2019年4月以降。当初の契約は5年間で、県は少なくとも10年以上の事業継続を見込む。
 センターの敷地面積は約6万5000平方メートルで、建物は本館や呼吸器感染制御病棟、医師宿舎など計約1万5000平方メートル。医療機器も貸与し、改修や修繕は原則、事業者が負担する。
 施設利用に向け、県は今年7月、医療・介護分野の事業者を公募し、9月に締め切った。今後、協議を経て正式決定し、県議会11月定例会で概要を公表する。
 センターは1952年、県立瀬峰療養所として開院。県北の医療拠点として役割を担ったが、患者数は年々落ち込み、14年の大崎市民病院の移転新築に伴って減少が加速。県は16年、栗原中央病院への移管を決定したが、地元からは医療機能を備えた代替施設の誘致を求める声が上がっていた。


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2017年11月30日木曜日


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