宮城のニュース

雄勝、北上に慰霊碑を整備 来年完成「3.11」や津波高イメージ 石巻市

 東日本大震災で被災した石巻市は、多くの住民が犠牲になった雄勝、北上両地区に慰霊碑を整備することを決め、29日に設置業者を選定した。2018年内の完成を見込む。
 雄勝に4社、北上に3社が参加した公募型プロポーザルの結果、両地区とも福岡県のモニュメント製造会社サイトと石巻市の南光運輸による共同提案が選ばれた。市は碑のデザインや費用面を協議し、正式に契約を結ぶ。
 慰霊碑は震災犠牲者への追悼と鎮魂、記憶の伝承が目的。遺族の了解を得て犠牲者の名前を刻む予定で、最大で雄勝地区236人、北上地区296人を見込む。献花台は設置しない。
 雄勝地区は市立雄勝病院跡地の北側に造成する公園に18年内に建立。碑の周囲に石の柱を3本と11本に分けて配置し、命日の「3.11」を意識する。
 北上地区は旧吉浜小の敷地に18年3月11日までの設置を目指す。碑の高さは津波が到達した海抜13.79メートルで、イヌワシのオブジェが津波を乗り越え、復興に向けて羽ばたくデザイン。敷地内に遺族の寄付で整備する希望の鐘や、吉浜小の慰霊碑も配置する。


2017年11月30日木曜日


先頭に戻る