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<オトナの工場見学>市販前の新製品試飲も 製造工程を五感で楽しめる仕掛け

缶の巻き締めを実演するツアーガイドの女性

 ものづくりやさまざまな事業を担う工場の見学は子どもたちだけのものじゃない。大人が思わず行きたくなる工場を宮城県内で探した。

(6)キリンビール仙台工場(仙台)

 工場に足を踏み入れた途端に広がる甘いホップの香り。ビール好きの胸はいやが上にも高鳴る。仙台市宮城野区のキリンビール仙台工場が実施している「キリン一番搾り おいしさの秘密発見ツアー」に参加した。
 工場内の各所に、原料の麦芽の試食や麦汁の飲み比べといった体験型コーナーが設けられている。うなりを上げる機器の音を聞きながら、ビールの製造工程を五感で楽しんでもらう仕掛けだ。
 生まれて初めて麦汁を飲んでみた。ビールと同じ黄金色だが、甘い。「これにホップと酵母を加えて寝かせると、苦みと炭酸が出るんですよ」とガイド役の社員が説明してくれた。約800種の酵母から組み合わせを試し、さまざまな味を生み出しているという。ビールの奥深さを感じた。
 見学後は試飲ホールへ。工場で作られているビールやソフトドリンクなど約10種類の中から、タンブラーグラスで3杯まで飲める。タイミングが良ければ、市販前の新登場のビールを試飲できることもある。
 「泡の下にビールを潜らせる」などおいしい飲み方の説明を受け、いざ試飲。渇いた喉に染みるビールは格別だったが、取材中のため、3種類をグラスに3分の1ずつで我慢した。(佐藤駿伍)

◎ここも楽しみ!

 製造ラインで缶にふたをする「巻き締め機」の実演を見られるのは、全国9カ所にある同社工場のうち仙台と北海道千歳の2工場。

[キリンビール仙台工場]仙台市宮城野区港2の2の1。ツアーは午前9時30分〜午後3時30分に毎日開催。月曜休館。参加無料。JR仙石線多賀城駅から無料シャトルバスを運行している。予約は同工場のホームページからか、電話022(254)2992へ。


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2017年11月30日木曜日


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