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<インバウンド>JRバス東北、定期観光バス運行開始 仙台発着など5路線

インバウンドに人気の八甲田山の樹氷

 ジェイアールバス東北(仙台市)は1日、東北の観光地を巡る定期観光バスの運行に乗り出す。来年1月にかけ、JR東日本の青森、盛岡、仙台各駅を発着する計5路線を開設。史跡や冬ならではの景勝地を走るコースをそろえ、訪日外国人旅行者(インバウンド)らの利用を見込む。
 冬に落ち込む観光客数の底上げを狙い、5路線のうち3路線は冬季限定の運行とする。東北観光推進機構などと連携し、アジアのインバウンドに人気の高い樹氷や雪原など絶景ポイントを設定した。
 それぞれ青森、盛岡、仙台各駅の発着で、青森は樹氷が見頃の八甲田山や酸ケ湯温泉、青森県立美術館などを回る。盛岡は雪景色が広がる小岩井農場と直結。仙台は山形市の山形県観光物産会館を経由し、山形蔵王で樹氷を観賞する。
 他の2路線は仙台駅発着で通年運行する。市内の瑞鳳殿や仙台城跡、大崎八幡宮を回るコースと、宮城県松島町の瑞巌寺や「鐘崎かまぼこの国 笹かま館」などを巡るコース。3時間〜3時間半で、仙台圏の主要スポットを観光できる。
 5路線ともバスガイドが同乗する。冬季限定の3路線はインバウンド向けに英語と中国語(繁体字)の音声案内を提供する。
 仙台圏周遊の通年路線は1日から金、土、日曜と祝日に運行する。冬季限定の路線は盛岡が23日、青森は来年1月5日、仙台は同7日に開設。いずれも2月下旬までで、中国の旧正月「春節」などに合わせた指定日に走らせる。
 ジェイアールバス東北は予約を軸とした旅行商品の観光バスを運行し、定期観光バスはなかった。担当者は「台湾を中心に雪を求めるインバウンドが増えている。気軽に利用できる2次交通の手段を提供したい」と話した。


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2017年12月01日金曜日


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