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<子どもを守る条例>宮城県初摘発 腕つかみ女児に精神的苦痛 容疑の男性書類送検へ

 女児の体をつかんで精神的苦痛を与えたとして、宮城県警は1日にも、県の「子どもを犯罪の被害から守る条例」違反の疑いで、岩沼市の男性(40)を書類送検する。2016年1月の同条例施行後、初の違反摘発となる。
 捜査関係者によると、男性は10月6日夕、岩沼市のマンションの通路で、当時住んでいた小学生の女児の腕を2回つかんだ疑いが持たれている。女児は逃げて無事だった。男性は「かわいいのでやった」などと、わいせつ目的だったとの趣旨の供述をしているという。
 県警によると、条例施行初年の昨年1年間で282件の違反があり、うち11件に警告を出したが、摘発はなかった。今回は行為がエスカレートしかねなかったことに加え、女児が事件後に留守番が困難になるといった精神的苦痛を訴え、家族が転居を余儀なくされた被害の深刻さを重視し、摘発に踏み切るとみられる。
 条例は保護者や教員らの目が届かない状態の13歳未満の子どもに対し、正当な理由なく(1)甘言やうそで人目に付かない場所に誘い出す(2)言い掛かりをつける(3)身体をつかむ−などの行為を禁じる。(2)、(3)の違反行為には30万円以下の罰金や拘留、科料を定める。
 同種の条例は宮城のほか栃木、奈良、大阪の3府県が制定している。


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2017年12月01日金曜日


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