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<青森中1自殺>学校がいじめのアンケートを破棄

 青森県東北町上北中1年の男子生徒=当時(12)=が昨年8月にいじめ被害を示唆するメモを残して自殺した問題で、学校が昨年5月に実施したいじめに関するアンケートの回答用紙を破棄していたことが30日、分かった。昨年12月に答申を出した「町いじめ防止対策審議会」で、アンケート自体を調査対象にしていないことも判明した。
 町などによると、アンケートは全校生徒にいじめの有無を問う内容。町が設置した再調査委員会が今年9月、学校側に回答用紙の提出を求めると、破棄されていたという。
 自殺した生徒が自宅でアンケートを記す姿を見たという母親は「からかい・悪口の項目に丸を付けていた」と述べ、「破棄されたと知って驚いた」と語った。
 町教委によると、アンケートでいじめが認知された場合、町教委に報告する必要があるが、昨年5月時点で学校側からの連絡はなかった。上北中の校長は取材に「現時点でコメントできない」と話した。
 審議会では、アンケート自体が議題に上らなかったといい、調査の信頼性が問われそうだ。
 遺族は30日、再調査委が作成した報告書の素案を閲覧した。修正の要望もできるが「求めていた以上のものになった」として、素案を認める意向を示した。
 審議会は、男子生徒へのいじめを認めた上で、複数の要因で自殺したと結論付けた。だが、遺族の納得を得られなかったとして、今年3月に再調査委を設置した。


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2017年12月01日金曜日


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