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山梨から秋田に貸与のクニマス 相次ぎ3匹死ぬ 生態未解明「飼育難しい」戸惑う関係者

県水産振興センター内水面試験池で飼育中に死んだクニマス(県水産漁港課提供)

 秋田県は30日、北秋田市の県水産振興センター内水面試験池で飼育していた淡水魚クニマス1匹が死んだと発表した。仙北市田沢湖クニマス未来館でも10、11月に計2匹が死んでいる。関係者は「生態が未解明のため、飼育が難しい」と戸惑いを見せる。
 県水産漁港課によると、11月29日午後、内水面試験池の屋内の水槽で1匹が死んでいるのを県職員が見つけた。体長約32センチ、体重350グラムで性別不明。外見上の異常はなく、病死の可能性は低いという。
 クニマスは今年5月、山梨県から10匹が貸与され、5匹を同センターが飼育し、ほか5匹を7月に開館した未来館で展示してきた。
 未来館では10月19日にメス1匹、11月2日に性別不明の1匹が死んだ。メスを山梨県が解剖したところ、成熟した卵が見つかった。秋田県水産漁港課によると、クニマスは成熟が進むと抵抗力が弱くなる。
 クニマスは田沢湖の固有種。湖の環境悪化で1940年ごろに絶滅したとされたが、戦前に受精卵が移された山梨県の西湖で2010年に約70年ぶりに発見された。


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2017年12月01日金曜日


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