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<深夜客引き>モンテローザ悪質行為横行 業界に警告

 宮城県警が外食大手「モンテローザ」の違法客引き事件を摘発した背景には、悪質な行為を放置した不作為を重く見たことに加え、程度の差こそあれ、同様に客引きしている業界全体への警告の狙いもある。
 県警によると、同社系列店による未明の客引きは常態化していた疑いが強いという。管理社員の指導も不十分で、組織的な違法行為と判断。同社の責任追及に踏み切った。捜査関係者は「違法な客引きは摘発されるとの危機意識が、同業他社に広がる」とみる。
 仙台市内の居酒屋従業員による客引きは近年、青葉区の国分町や一番町からJR仙台駅前へと拡大。客引きの規制根拠となる風営法と県迷惑防止条例に「穴」があるのも一因だ。風営法は午前0時までの客引きは対象外。県条例は時間の制約はないが、禁止対象とする居酒屋の客引きを「しつこい行為」に限定する。
 風営法を適用した今回の摘発は、違法な客引きを取り締まる新たな手法を示す一方で、現行条例の改正強化や新条例の制定を検討する余地があることも浮かび上がらせた形だ。


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2017年12月02日土曜日


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