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ひったくり対策を 深夜以降に女性狙う? 仙台で6件発生

 仙台市中心部で今年、女性を狙ったひったくり被害が相次いでいる。手口などが共通し、同一犯とみられる。ひったくりは証拠が残りにくく、摘発には至っていない。気が緩みがちな忘年会シーズンを迎え、宮城県警は被害防止に注意を呼び掛けている。

 今年の被害発生状況は表と地図の通り。6件のうち5件は女性が被害者で、いずれも午後11時〜午前0時半ごろの深夜・未明に市地下鉄南北線沿線で発生している。
 犯人がバイクで被害者の背後から近づき、自転車の前かごに入れられたバッグを奪い去る手口と、顔を覆い隠すタイプのヘルメットに上下黒の服装である点が共通する。
 県警によると、女性は男性に比べて財布をバッグに入れる傾向があり、ひったくりの標的になりやすい。背後から前かごのバッグを奪う手口は被害者に抵抗されにくいため、罰則が格段に重い強盗傷害罪に問われる可能性が低くなる。捜査関係者は「リスクを抑えて現金を手軽に、確実に奪う悪質な犯行だ」と話す。
 ひったくり犯の摘発は一般的に難しいとされる。犯行は一瞬のため、現場に証拠がない場合が多い。被害者の記憶にも残りにくく、目撃者の証言で被害状況を確認するケースが多いという。
 年末を前に、県警は市内5署に巡回など警戒の徹底を指示した。渡辺勝裕捜査3課次長は「自転車のかごに防犯ネットを掛けたり、歩行者も車道と逆側にバッグを持つなどして、被害に遭わない工夫を心掛けてほしい」と話す。


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2017年12月02日土曜日


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