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<ボクシング>5階級制覇の藤岡、一問一答 「勝つことが周囲への恩返し」

藤岡(竹原慎二&畑山隆則)―バジェ(コスタリカ) 10回、バジェを左フックで攻める藤岡=後楽園ホール

 世界5階級制覇を成し遂げ、自身の持つ日本選手の記録を更新した藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則、大崎市出身)は試合後「ほっとしている。本当にうれしい」などと喜びを語った。主なやりとりは次の通り。

 ―目標と口にしていた5階級制覇を達成した。
 「宣言はしていたが、難しい壁だと思っていた。(2014年にドイツで)負けた時は引退も考えたが、大きな経験となって生きた。ここまで続けて良かった」

 ―序盤は苦戦した。
 「思った通り、距離が遠かった。(試合の)入り方が迷った。向き合ってみないと、どこが穴か分からない」

 ―左のボディーがヒットして流れが変わった。
 「簡単に入ったので、これが糸口だなと。相手の右も読めていたので、それに合わせボディーを狙った」

 ―勝利を確信したのは。
 「中盤5回くらい。そこからリズムがつかめたのでいけると思った。相手は(攻撃が)ワンパターンだった。自分はそれ以上に引き出しがあった」

 ―相手は打たれ強かった。
 「試合前からタフそうだな、すぐには倒れてくれないと感じた。自分にハッパを掛ける意味で、KOを宣言していた」

 ―地元開催を断念するなど、試合実現まで難航を極めた。
 「マッチメークはいつも二転三転どころではない。そのたびに腐ってもいいことはない。必ずチャンスは巡ってくると思い、常にギアはサード。いつでもトップに上げられるようにしていた。この間、自分の応援団が励ます会を開いてくれたのも大きかった」

 ―女子の第一人者として引っ張ってきた。
 「後輩や同世代も頑張っている。自分はいついなくなっても大丈夫じゃないかな。下が育ってもらわないと困るという思いもある」

 ―地元のファンへ。
 「10年間、宮城でアマチュアで活動したから今がある。試合で勝つのが周囲への恩返しと思っていた。毎回ニュースにしてくれるので、自分を知らない地元の人も喜んでくれただろう。3月に亡くなった母も天国で心配していたはず。今はほっとしていると思う」

 ―階級の上げ下げで苦労したのは。
 「皆が思うほど苦労しなかった。どの階級でもベストでないといけない。絞れば体の切れが増し、階級を上げればパンチ力が上がる。それぞれの階級でいいところがあった」

 ―6階級を制覇すれば、男子の世界最高に並ぶ。
 「長生きしたいので…。でも状況によっては。今後は米国でやってみたいという夢、目標がある。チャンスがあるなら、誰もやったことないことをしたい。宮城でもまた試合ができたらいい」


2017年12月02日土曜日


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