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アートな靴NYで評価 宮城・柴田出身の三沢さんが現地で初個展 技術と日本美融合

精巧なつくりとアート性が共存する三沢さんの靴。来場者の関心を集めた=ニューヨーク・チェルシー地区のギャラリー
三沢則行さん

 靴の国際大会で最高賞を受賞し、自らの工房で芸術性の高い靴を作り続けている宮城県柴田町出身の靴職人三沢則行さん(37)=東京=が、米国・ニューヨークで初の個展を開いた。現代アートの本場でも独創的な靴は受け入れられたようで、三沢さんは「今後も意欲作を作り続けていきたい」と意気込む。
 ニューヨーク・チェルシー地区の現代アートのギャラリーで11月7〜12日に開催した個展には、新作3点を含む約20点を展示。オーダーメードの革靴作りで培った高い技術と裏地に金箔(きんぱく)を使うといった日本美を融合させたオブジェのような靴は、現地の芸術関係者に強烈なインパクトを与えたようだ。
 オープニングセレモニーでは、柴田町出身で幼なじみの音楽家尾形光也さん(37)=横浜市=が三沢さんの靴作りをイメージして作った曲を演奏して会場を盛り上げた。
 白石高在学中に革靴の魅力に引かれた三沢さんは東北学院大卒業後、東京やオーストリアの靴工房などで修業を積んだ。2010年にドイツで開催された国際靴技能コンテストで最高賞の「名誉賞」を獲得。今は、都内にある工房で革靴の注文を受ける傍ら、靴をベースにした芸術性の高い皮革工芸品づくりに励む。
 個展では来場したアート系の大学の関係者らから共同製作などについての話もあったという三沢さん。「自分の作品を受けれてもらえたと感じた。今後も自分らしい作品を作り続けていきたい」と話す。


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2017年12月03日日曜日


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