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<スタートアップビザ>仙台第1号の英会話教室 来日後苦労したのは不動産契約

ルイスさんが開業した英会話教室。スタートアップビザを活用した仙台市内の創業第1号となった=11月15日、若林区新寺

 米国人事業家ジェイソン・ルイスさん(43)は在留資格の要件を緩和するスタートアップビザを利用し、仙台市で創業第1号となる英会話教室を11月15日、若林区に開業した。来日後の創業準備で最も苦労したのは不動産契約だったという。

 「難民みたいだった」。外国人ビザが専門で、ルイスさんの申請手続きをサポートした青葉区の特定行政書士武山真志郎(しんじろう)さん(38)は苦笑する。
 ルイスさん一家7人が短期滞在ビザで来日したのは6月下旬。それから約1カ月、宇都宮市や仙台市のホテルなどを転々とした。7月中旬にスタートアップビザに切り替わるまで身分証明書の在留カードはなく、不動産契約ができなかった。
 武山さんは「創業で来日する外国人は連帯保証人がいない場合が多い。これから事業を始めるとあって、立場も不安定だ」と説明。ルイスさんの不動産契約に当たっても、保証会社の審査が通らないケースが何度かあったという。
 それでも、武山さんは「外国人が飛躍的に創業しやすくなった」と、スタートアップビザを評価する。
 通常は来日前に事務所を開設する必要があるなど「極めてハードルが高い」(武山さん)。だが、スタートアップビザの場合、市に事業計画などを提出し、確認証明を受けると半年間の在留資格が認められる。
 ルイスさんは創業に向け、市起業支援センター「アシ☆スタ」で各種専門家から助言を得るなどの支援を受けた。「今後は幅広く事業を展開したい」とルイスさん。仙台での創業を足掛かりに、東北で20教室の開校を目指す。


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2017年12月04日月曜日


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