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<木幡の幡祭り>冬空を突く旗あでやかに 山あいの集落に100本の旗連なる

山あいの集落を進む旗行列=3日午前、福島県二本松市木幡地区

 千年近い歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されている福島県二本松市木幡地区の伝統行事「木幡の幡祭り」が3日にあった。100本に上る色とりどりの旗が山あいの集落に連なり、冬を彩った。
 高さ約10メートル、重さ12キログラムほどの白旗や「五反旗」と呼ばれる旗を掲げた白装束の男衆ら約500人が、木製ほら貝の音を響かせながら木幡山の隠津島神社を目指して行列を作り、多くの観衆が見守った。
 相馬市から登山仲間と訪れた主婦村上佳久子さん(66)は「行列で旗を持ったり、お神酒を頂いたり、みんなで参加できるのが楽しい」と笑顔で話した。
 幡祭りは前九年の役に由来する。1055年、奥州の安倍一族との戦いに敗れた源氏が木幡山に逃げ込んだ際、山一面が雪で真っ白になり、追ってきた安倍一族が源氏の白旗と見間違えて退散したとの言い伝えがあるという。


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2017年12月04日月曜日


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