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<仙台東西線>あす開業2年 利用者1日5万5100人 予測8万人には遠く

6日に開業2年を迎える仙台市地下鉄東西線。利用客は1年目に比べ1割強増加した=仙台駅

 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸2年となる。2年目は今年10月までに1日平均5万5100人(速報値)が利用、1年目の同期を12.2%上回った。利用者は全13駅で増えたが、初年度需要予測の8万人には及ばない。沿線まちづくりに加え、バスとの役割分担の明確化が改めて課題となっている。
 1日平均利用者数の1、2年目の月別推移はグラフの通り。2年目は12月を除き、1年目の実績を上回った。いずれも沿線にある学校の新入生が利用し始める4月の伸びが目立つ。
 駅別で増加率が最も大きいのは青葉山駅の20.4%。駅近くへの東北大農学部の移転(17年4月)が影響した。宮城野通駅(19.5%増)、六丁の目駅(18.0%増)も沿線開発などを背景に客足が伸びた。
 八木山動物公園駅は6.0%、国際センター駅は8.1%の伸び。近隣住民や行楽客、イベント参加者が徐々に地下鉄利用に移行する様子がうかがえる。駅周辺の大規模開発が進む荒井駅は8.6%増だった。
 仙台駅を境に東西をみると、都市基盤が成熟した西側6駅の1日の平均利用者数は3427人で12.0%の増。東側の6駅は2824人だが、沿線開発の伸びを反映し増加率は14.3%だった。仙台駅は1万7582人で10.2%増えた。
 開業効果で、薬師堂など駅周辺の住宅地の地価上昇率は全国有数となった。南北線利用者は16年度、乗り換え需要を取り込み、初めて1日18万人に達した。
 郡和子市長は、11月28日の定例記者会見で「東西線の利用者は着実に増えている。沿線は土地開発の可能性が高く、まちづくりに努めていきたい」と述べた。


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2017年12月05日火曜日


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