宮城のニュース

<教員採用試験>地域枠拡大へ 石巻加え希望者の受け皿に 宮城県教委

 宮城県教委は来夏の公立校教員採用試験で、今年新設した地域採用枠を拡充する方針を固めた。模擬授業の代わりに集団討議を導入するなど選考過程も見直す。2年目を迎える仙台市教委と分離実施の試験でさらに独自色を打ち出し、志願者増につなげるのが狙いだ。
 気仙沼教育事務所管内(気仙沼市、南三陸町)で10年間勤務する地域枠を、東部教育事務所管内(石巻市、東松島市、女川町)にも設定。東日本大震災の被災地に赴任し、教育現場での復興支援を志す教職希望者の受け皿を広げる。
 特別支援学校の免許取得者が出願できる特別支援学校枠は小学校にのみ設定していたが、中学校と高校にも拡大する。障害の有無にかかわらず全ての子どもが共に学ぶ「インクルーシブ教育」の推進を担う人材を確保し、環境を整える。
 今年の試験で地域枠や特別支援学校枠の倍率は10倍を超え、全体倍率(6.07倍)を大きく上回った。多様な地域や校種での勤務経験を通じて指導力向上を図ることができる県教委採用の魅力を、採用枠の特色を通じて強く発信する。
 試験内容の見直しも進め、2次選考の模擬授業を廃止してテーマに沿った集団討議を取り入れる。ボランティアなど学生時代の活動も評価に加味。県教委の山本剛教職員課長は「学校というチームの中で、仲間と協力して問題解決できる力を見極めたい」と話す。
 県教委は9日に県庁で説明会を開き、試験の変更点を受験希望者に説明する。採用予定人数や試験日程など詳しい募集要項は、来年4月に公表する見通し。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2017年12月05日火曜日


先頭に戻る