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<仙台市バス>東西線開業で収支悪化 来年「範囲広く浅く」4月減便

 仙台市地下鉄東西線の開業で収支が悪化する仙台市のバス事業について、市交通局が来年4月のダイヤ改正で減便を実施する方針を固めたことが4日、分かった。向こう4年間で運行量の計5%の削減にとどめ、大幅減便は先送りする。
 市の西城正美交通事業管理者は、河北新報社の取材に「当面の危機を回避するため、あまり影響のない範囲で広く浅く、20本に1本の割合で減便する」と述べた。
 市バス事業は2016年度に全46路線が赤字となった。減便は、21年度までの経営改善計画期間中に段階的に減便する。均一料金制度「100円パッ区」や通学フリーパスの値上げなどの対策も進める。
 市交通局は、数年内に経営健全化団体に転落する懸念から減便を実施する方針を打ち出していた。西城氏は「今回は路線には手を付けないが、どこかの段階で抜本的な対策を講じなければならない」と語り、将来的な路線の削減を否定しなかった。
 郡和子市長は11月13日の定例記者会見で「市民の足を守るため持続的、安定的な経営努力をしてほしい。ドラスチック(抜本的)な減便は市民の利便性に大きく反する」と大幅減便に否定的な姿勢を示した。


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2017年12月05日火曜日


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