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<北木造船>鶴岡、秋田の海岸で4遺体 襟に北バッジ 漂着船乗員か

遺体が見つかった鶴岡市温海の海岸。2日前に漂着した木造船が沈みかけている=4日

 北朝鮮からとみられる木造船の漂着が相次いでいる山形、秋田両県の海岸付近などで4日朝、計4遺体が見つかった。両県警や海上保安部が木造船との関連を調べている。
 酒田海保などによると、4日午前7時20分ごろ、鶴岡市温海の米子漁港の港口に1遺体が漂流しているのを漁業者が発見。午前8時すぎには、住民や消防職員が近くの磯場などで、さらに2遺体を見つけた。
 遺体はいずれも男性で損傷が進んでいた。うち2遺体の着衣の襟元には、北朝鮮の故金日成主席らしき人物の肖像画が描かれたバッジがあった。
 現場近くには2日、北朝鮮からとみられる木造船が漂着。遺体の第一発見者で同市の漁業佐藤善昭さん(40)は「漁船で海に出ようとした際に遺体を見つけた。犠牲者を弔えるのは良かったにしても、木造船の残骸が漁港近くを漂流し、漁の妨げになって困っている」と嘆いた。
 にかほ市金浦の赤石浜海水浴場近くでは午前8時半ごろ、住民が一部白骨化した男性遺体を発見。近くに損壊した木造船のものとみられる木片などが散乱していた。秋田県警が身元などを調べている。
 青森県深浦町の沖合約3キロでは午前7時50分ごろ、木造船が転覆、漂流しているのを漁業者が発見。船はその後、同町の海岸に漂着した。青森海保と鯵ケ沢署が天候の回復を待って5日以降、調査する。
 秋田県八峰町八森の岩館漁港近くにも2日、国籍不明の木造船が漂着した。


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2017年12月05日火曜日


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