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<東新住販>社宅を改装、マンションに 仙台の一等地に新築並みの部屋 安価で販売

東新住販が大手企業の社宅をリノベーションした分譲マンション=仙台市青葉区上杉6丁目

 住宅販売の東新住販(東京)は、大手企業の社宅を大幅に改装し、新築並みの分譲マンションとして販売するリノベーション事業を仙台市中心部で始めた。大手企業の社宅は一等地にあることが多く設備も整っているが、新築でないため販売価格を抑えられるメリットがある。高騰する同市中心部のマンション購入希望者にとって朗報となりそうだ。
 同社のリノベーション事業第1弾は青葉区上杉6丁目の大手ビールメーカーの社宅2棟。市中心部にありながら閑静で、文教施設や公園にも恵まれた人気の住宅地だ。
 築20年の物件を今年6月に工事開始し、キッチンやバス、トイレ、床、壁、玄関などを全て最新設備に取り換えた。同社は「部屋は新築同様。外観も洗浄の上で補修もした」と語る。
 完成した分譲物件は7階建て13戸、8階建て15戸の計28戸。いずれも納戸付きの3LDKで、専有面積は89.15平方メートル。販売価格は約3800万円からで、同地域、同規模の新築で想定される6000万円台より大幅に安く抑えた。11月に申し込み受け付け開始、引き渡しは来年3月。
 「支店経済」の仙台には首都圏や関西の大手企業が社宅を多く建設したが、近年はプライバシー重視の傾向から利用率が低下。対応に苦慮している企業が少なくないという。今後、東新住販は仙台圏を中心にリノベーション事業を展開していく方針。
 同社東北支店(仙台市)の田中賢一支店長は「大手企業の社宅は耐震面などで安全性が高い。立地も良い場所にあり、基本的には大手しか請け負わない。仙台市中心部のマンションは高騰が続いており、安価なリノベーションマンションの需要は高いはず」とみる。
 首都圏では、社宅や中古マンション全体のリノベーションが増えている。


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2017年12月06日水曜日


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