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「無許可シジミ漁の停止を」石巻の漁協が企業組合を提訴 漁協側「漁業権の侵害」企業組合側「放流したシジミの所有権ある」

 宮城県石巻市釜谷地区の北上川で北上川企業組合(石巻市北上町)が無許可でシジミ漁を繰り返しているとして、同地区の漁業権を持つ北上追波(おっぱ)漁業協同組合(同市相野谷)が5日までに、企業組合の操業差し止めなどを求める訴えを仙台地裁に起こした。
 訴えによると、企業組合は2012年6月に設立。15年4月に商工中金から受けた1000万円の融資を元手に、他県から買い入れた稚貝を釜谷地区などに放流し、「ベッコウシジミ」として販売している。
 漁協は23年8月末までの釜谷地区での漁業権を持ち、シジミ漁を釜谷支部員のみに許可。支部員は東日本大震災の津波で全員自宅を流され、震災後は試験操業を続けていた。
 漁協は今年6月、企業組合に同地区での操業を止めるよう警告したが、企業組合は「放流したシジミの所有権がある」などとして応じなかった。
 県によると、企業組合には釜谷支部とは別の漁協支部員が所属し、支部員が小型機船によるシジミの底引き網漁許可を持っている。漁協は「企業組合に釜谷地区でのシジミ漁の権利を持つ人はおらず、漁業権侵害に当たる」と主張している。


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2017年12月06日水曜日


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