宮城のニュース

<オトナの工場見学>ものづくり多様に体感

アクアの分解展示が目を引く結ギャラリー

 ものづくりやさまざまな事業を担う工場の見学は子どもたちだけのものじゃない。大人が思わず行きたくなる工場を宮城県内で探した。

(9)トヨタ自動車東日本結ギャラリー(宮城・大衡)

 入り口ゲートを通ると、分解展示されているハイブリッド車アクアが来場者を出迎える。見て、触れて、体感できる。トヨタ方式の「ものづくり」が凝縮されている空間が、トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)の「結(ゆい)ギャラリー」だ。
 アクアでハイブリッド車の仕組みを学んだ後、目に入るのは工場の生産現場で生み出された「からくり」の紹介コーナー。上下どちらの向きで投入しても同じ向きにそろうボルトや、常に一定個数で排出されるねじなど手品のような仕掛けには、思わず「どうなってるの?」と声が出た。
 クレイ(粘土)を使った車体デザイン開発の過程をたどる展示もユニークだ。来場者には実際のデザイナーが使うクレイが温めた上で貸し出され、自分の手でこねてみることで立体モデル作りを疑似体験できる。
 アクアやシエンタなどの主力車種と共に往年の名車が並ぶ一角も。現在はオープンタイプスポーツカー「MR−S」と、1990年代の発売当時、ドアが翼のように上下に開くガルウイングが話題を呼んだ「セラ」への乗車が可能だ。
 総務部広報・渉外グループの小池千夏さんは「現在、工場自体は一般公開していませんが、ギャラリーを見てもらえれば、トヨタ東日本のものづくりが分かる内容になっています」と話す。(北條哲広)

◎ここも楽しみ!

 社歌は仙台市在住の作家熊谷達也さん作詞、歌手加山雄三さん作曲。ギャラリーには、壁に直筆した2人のサインもある。

[トヨタ自動車東日本結ギャラリー]宮城県大衡村中央平1。2013年4月開設。16年度の来場者は約2万7000人。月〜金曜の午前9時〜午後4時開場。スタッフの説明が必要な場合は予約がおすすめ。連絡先は同ギャラリー022(765)6000。


関連ページ: 宮城 社会

2017年12月06日水曜日


先頭に戻る