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<ゴルフ>19歳金谷伸び盛り 東北福祉大の先輩・松山を手本に肉体改造奏功

日本オープンでティーショットを放つ東北福祉大の金谷。優勝した池田と1打差の2位に入った=10月、岐阜関CC

 今季の男子ゴルフ界で東北福祉大1年の金谷(かなや)拓実(19)が躍進した。10月の日本オープンで2位に入ってローアマチュアを獲得し、アマ日本代表としても健闘。大学の先輩で世界ランク5位の松山英樹(25)を手本に取り組んだ肉体改造の成果が出た。成長著しい新星が先輩の背中を追う。
 日本オープンでは大学の先輩で優勝した池田勇太(31)に1打差の通算7アンダー。トッププロを追い詰め、90年ぶりのアマ優勝まであと一歩だった。「(池田と)接戦に持ち込めたが、勝てなかったのは悔しい」と向上心を忘れない。
 アマ日本代表にも選ばれ、11月にオーストラリアのニューサウスウェールズ・オープンに出場して一時は首位争いを演じ、通算12アンダーで11位タイ。「自分を信じ続けた結果が出た」と手応えをつかんだ。
 広島県呉市出身。5歳で競技を始め、17歳だった広島国際学院高2年の時に日本アマで史上最年少の優勝を果たした。精度の高いショットには定評があったが、男子ツアー出場権を懸けた昨年12月のクオリファイングトーナメント(QT)で163位に終わってプロ挑戦に失敗。この挫折が大きな転機となった。
 「ショットの飛距離が出なかった。パワーが必要」と前向きに課題を見つけ、東北福祉大での体づくりを決意。入学直後、一緒にラウンドした松山から在学時に筋力トレーニングと食事で体を大きくしたという経験談を聞いて参考にした。
 入学時は170センチ、63キロの細身。硬式野球部の寮で食欲旺盛な選手たちに交じって「どんぶり2杯はノルマ」とご飯を詰め込み、走り込みや負荷を掛けたスクワットなどで筋力を付けた。体重は4キロ増え、ドライバーの平均飛距離も280ヤードと約20ヤード伸びた。成果が出て、大学での競技生活は上々のスタートを切った。
 「大学で足りない部分をさらに磨き、来季こそプロのトーナメントで優勝を目指す。マスターズ・トーナメントにも出たい」と意気込む。阿部靖彦監督は「松山は在学時から世界に目を向けて努力を重ねた。同じ気持ちで取り組んでほしい」と金谷のさらなる成長を願う。(原口靖志)


2017年12月06日水曜日


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