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善意のかつらを脱毛患者に 故夏目雅子さんの兄、提供呼び掛け

活動への協力を呼び掛ける小達さん=河北新報社

 白血病のため1985年に27歳で亡くなった女優夏目雅子さんの兄で「夏目雅子ひまわり基金」の理事長小達一雄さん(63)が2日、河北新報社を訪れ、活動への協力を呼び掛けた。基金は病気治療の副作用などで脱毛した患者にかつらを無償貸与する事業を実施。「不要のかつらがあれば寄付してほしい」と話した。
 基金は93年に発足。夏目さんの遺志を継いで患者を支えようと、これまで約2万3000人にかつらを貸与してきた。購入したり現物の寄付を募ったりしたかつらを滅菌・補修するなどして貸し出す。利用後はクリーニングして希望者に再度提供している。
 夏目さんについて、小達さんは「薬の副作用で髪の毛がなくなることを周囲が心配し、治療が遅れてしまった面があった」と振り返る。患者にとって、かつら購入費用の負担は少なくないため「患者が積極的に治療を受けられるよう、無償貸与を続けたい」と強調。事業運営を支える賛助会員も募集している。
 連絡先は基金事務局03(3836)2550=平日午前10時〜午後6時。


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2017年12月06日水曜日


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