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<インバウンド>仙台空港がネット利用サービス強化

国際線到着口に設置されたSIMカードの受取機

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は、訪日外国人旅行者(インバウンド)らのインターネット利用を便利にするサービスの強化を進めている。スマートフォンで日本国内のネット回線に接続するSIMカードの無料貸し出しを導入。公衆無線LAN「Wi−Fi(ワイファイ)」を使えるルーターのレンタルも取り入れ、インバウンドの拡大に欠かせない通信環境の利便性を高めている。
 SIMカード貸し出しは11月20日、アプリ開発のWAmazing(ワメイジング、東京)のサービスを活用して始めた。
 利用者は事前にアプリをダウンロードし、入国日や滞在期間などを登録。発行されたQRコードを国際線の到着口に設置された受取機に読み取らせ、カードを受け取る。カードをスマホに挿すと国内の高速通信回線に接続でき、気軽にネットを利用できる。
 無料の通信量上限は500メガバイト。有料(1ギガバイト1499円など)で容量を追加できる。アプリには宿泊施設の予約機能もあり、利用した場合はその金額に応じて無料の通信量が増える。
 現在、アプリは台湾と香港でのみダウンロード可能だが、12月中に中国全域に拡大する。ワメイジングは成田、中部、関西、富士山静岡、広島、青森の各空港でもサービスを提供中。
 同社は「東北はアジアで人気が高まっているスキー需要の要所。多くのインバウンドを呼び込みたい」と説明した。
 ルーターレンタル事業のビジョン(東京)は11月15日、仙台空港内に受け付けカウンターを開設した。日本国内でワイファイを利用したいインバウンドだけでなく、同空港から海外に出国する日本人旅行者にもレンタルする。
 仙台国際空港は「インバウンドに東北の旅を楽しんでもらうため、さまざまな事業者と協力して通信や交通、宿泊予約といったサービスを提供したい」と話した。


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2017年12月07日木曜日


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