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<コバルトーレ女川>公式戦、町開催は困難 規定の「天然芝ピッチ」なし

コバルトーレ女川がホームゲームを開催してきた町総合運動公園第2多目的グラウンド

 宮城県女川町を拠点に活動するサッカークラブ「コバルトーレ女川」は、日本フットボールリーグ(JFL)に昇格したものの、町内での公式試合開催は困難な状況にある。JFLが規約に定める天然芝のピッチが町内にないためだ。町は2020年度までにグラウンドを整備する方針だが、しばらくは町内でホームゲームを開催できない状態が続く。
 コバルトーレ女川がこれまで使用してきた町総合運動公園第2多目的グラウンドのピッチは人工芝で、JFLの規約から外れる。町は今後、クラブのJ3昇格も視野に入れたグラウンド整備の検討を進めている。須田善明町長は「3シーズン目にはホームグラウンドとして使えるようにしたい」と話す。
 JFLによると、公式戦の開催実績がある県内の会場は、石巻フットボール場(石巻市)やユアテックスタジアム(仙台市)、県サッカー場(利府町)など6カ所。クラブを運営するコバルトーレの近江弘一社長は「各施設の運営団体などとこれから調整を進める」と説明する。
 JFLの今季の観客動員数は1試合平均約800人だが、最大で約2200人を動員したチームもあった。悲願の昇格を果たしたコバルトーレ女川の動員力や、東日本大震災からの復興が進む町にもたらす影響は未知数だ。須田町長は「コバルトーレの活躍を一つの核にして、民間を含めみんなで町の価値を高めていきたい」と期待を寄せる。


2017年12月07日木曜日


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