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被災地支援の道警警察官3人 自作カードで北海道紹介

仮設住宅の入居者にカードを渡す(左から)前田警部補、大沼巡査部長、西村巡査長
3人が配布している巡回カード

 東日本大震災の被災地支援で北海道警から気仙沼署に出向する警察官3人が、気仙沼市内の仮設住宅や災害公営住宅の入居者に北海道の名所を描いた自作の巡回カードを配っている。「被災地と北海道の絆を強めたい」との思いを込めた作品は被災者の評判も上々だ。

 カードは縦9センチ、横12センチ。表面に警官の名前と、札幌市の時計台や木彫りのクマのイラスト、北海道の地図を掲載。裏面には説明文を添えた釧路湿原、「さっぽろ雪まつり」、小樽運河の風景を描いた。
 いずれも気仙沼署地域課に所属する前田源幸(もとゆき)警部補(36)、大沼祐樹巡査部長(34)、西村拓也巡査長(29)がパソコンで作った。従来のカードは氏名などの必要事項を記すだけだったが、「北海道に親しみを持つきっかけになれば」(前田警部補)と楽しめるデザインに改めたという。
 1日からパトロールで入居者と面会した際に1枚ずつ手渡していて、西村巡査長は「親切にしてくれる気仙沼の方々への感謝の気持ちを込めた」と言う。
 3人は7日、同市後九条の仮設住宅をそろって訪問。入居者とカードを見ながら会話を弾ませた。小野みつ子さん(88)は「若い頃に北海道に行ったことを思い出した。額に入れて飾っておく」と喜んだ。
 出向期間の来年3月末までカードを配る予定。大沼巡査部長は「気仙沼と北海道のつながりが強まるきっかけになればうれしい」と話す。


2017年12月08日金曜日


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