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<福島第1原発事故>仮設焼却施設が完成 大熊町内の除染廃棄物処理

完成した仮設焼却施設の内部

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県大熊町小入野地区の中間貯蔵施設予定地内に、環境省が建設を進めていた仮設焼却施設が完成し、火入れ式が7日、現地であった。来週に試運転を始め、来年2月に本格稼働する。
 町内で発生した放射性廃棄物を焼却し、灰にして容量を減らす減容化施設。津波被害のがれきや家屋解体の廃棄物、草木や枯れ葉といった除染廃棄物を燃やす。町外から中間貯蔵施設に搬入する除染廃棄物の処理施設としても活用する方向で、来年夏以降に町と協議する。
 建設地の面積は約5万平方メートルで、仮設灰保管施設などを備える。処理能力は1日200トン。2022年3月までに約22万6000トンを処理する。総事業費は約298億円。
 火入れ式で、渡辺利綱町長は「被災地の復興を進める上で必要不可欠な施設。放射線管理を徹底し、安全に事業を進めてほしい」と述べた。森本英香環境事務次官は「大熊町の廃棄物処理が第一で、余力があれば中間貯蔵施設の廃棄物(町外分)を処理したい」と話した。


2017年12月08日金曜日


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