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<NAMAHAGEダリア>秋田のオリジナル品種好評 出荷量少ない時期は宮崎県がカバーし通年流通

宮崎県で栽培されるNAMAHAGEチーク。優れた新品種を選ぶ2016年度の「日本フラワー・オブ・ザ・イヤー」に選出された(秋田県提供)

 秋田県は宮崎県と連携して、市場評価の高いオリジナル品種のダリア「NAMAHAGE(なまはげ)ダリア」の大田市場(東京)への「リレー出荷」を本格的に始めた。出荷量が少なかった期間を宮崎がカバーすることで通年流通を実現し、ブランド力のさらなる向上を目指す。
 NAMAHAGEダリアは2012年、市場に登場した。需要がある品種を生産していることから、国内最大の花卉(かき)市場・大田市場の関係者から評価されている。ただ、露地栽培が盛んな秋田の出荷時期は6〜11月が中心のため、通年で流通しないことが課題だった。ハウス栽培が中心の宮崎が主に11月から翌年6月にかけて出荷することで、市場での「空白期間」は解消される。
 宮崎で栽培するのはNAMAHAGEチークなど4種。同県は28種あるNAMAHAGEダリアのうち8種を試験栽培し、品質が秋田産と同等だった品種を選んだ。連携に当たり、秋田は宮崎に苗の無償提供や生産者らを派遣して栽培技術を伝えるなどの支援をしてきた。
 秋田県園芸振興課の担当者は「市場に通年で出回ることで知名度の向上を図り、ブランド力を高めたい」と話す。
 一方、宮崎はダリアの生産量拡大を目指す。同県のダリア出荷量(2016年度)は約41万本と、約79万本の秋田県の半分程度。宮崎県農産園芸課の担当者は「生産を増やすには、市場性の高い品種の導入が近道」と秋田との連携に期待を寄せる。
 両県はリレー出荷を機に、産地連携の拡大を探る。秋田県園芸振興課の担当者は「互いの県が強みとする他の花卉でも技術交流を進めたい」と語る。


関連ページ: 秋田 経済

2017年12月12日火曜日


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