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北朝鮮有事の対応「難民流入やテロ想定を」漁船漂着相次ぐ秋田でシンポ

北朝鮮問題を考えた緊急シンポジウム

 北朝鮮籍とみられる漁船の漂着が日本海沿岸に相次いでいることを受け、市民団体「北朝鮮に拉致された日本人を救出する秋田の会」(救う会秋田)は10日、秋田市内で緊急シンポジウム「北朝鮮有事と秋田県民の安全」を開いた。専門家らは難民の流入や生物兵器テロの可能性を想定し、国や行政に対して一層の対策強化を訴えた。
 市民ら約80人が参加。特定失踪者問題調査会代表で拓殖大教授の荒木和博氏が講演し、「木造船の漂着は今後も続くだろう。麻薬や銃を持っている人が上陸する恐れもある」と述べた。
 さらに「朝鮮半島有事の際には、日本海沿岸に難民が流入する恐れがある」と指摘。「拉致問題に関する情報を入手できる可能性もある。どのような立場の人か、保護すべきかを見極める必要がある」と語った。
 元仙台市副市長で医師の岩崎恵美子氏は、生物兵器テロを含めた感染症対策をテーマに講演。「北朝鮮は兵器用に天然痘を保有している。感染者が上陸すれば拡大する可能性があり、ワクチンを用意するなどの必要がある」と述べた。
 パネル討論もあり、荒木氏は「(上陸者の)十分な取り調べをするために、警察など関係機関は朝鮮語ができる人材を養成すべきだ」と語った。


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2017年12月12日火曜日


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