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<熊本地震>仙台駅前でたった1人で善意募った高校生表彰「思いを実行する大切さ学んだ」卒業後は東北大へ

1人で募金に立ち上がった活動が評価された杉沢さん(右)=12日、東京都千代田区

 公益社団法人日本フィランソロピー協会(浅野史郎会長)が寄付を通じて社会に貢献した団体や個人を顕彰する「まちかどのフィランソロピスト賞」の贈呈式が12日、東京都千代田区の学士会館であった。青少年フィランソロピスト賞の奨励賞に東北関係の個人と団体が輝いた。
 受賞したのは熊本地震直後の昨年4月、JR仙台駅前で募金活動をした熊本市の熊本マリスト学園高3年杉沢真生(まさき)さん(18)=仙台市出身=と、東日本大震災の津波で流された宮城県南三陸町の町民バスを復活させる活動に取り組んだ志津川高。
 杉沢さんは熊本地震の被災地を支援しようと、1人で仙台駅前に立ち、募金を呼び掛けた。その姿に多くの人が共感し、11日間で約90万円が寄せられた。全額を熊本県に寄付した。
 顕彰を受けた杉沢さんは「多くの人の支えで受賞できた。思いを実行する大切さを学んだ」と語った。高校卒業後は東北大工学部に進学するという。
 志津川高は南三陸町の町民バスを再び走らせようと、被災直後からモアイ像をデザインした缶バッジを製作。5万個を販売した売上金650万円を使って新たなバスを町に寄贈した。2016年12月、生徒がデザインした「モアイバス」として運行を再開した。
 選考委員長の出口正之国立民族学博物館教授は「被災地の高校生が頑張り、寄付をする人とされる人の枠組みを超えた」と評価した。


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2017年12月13日水曜日


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