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<トップに聞く>仙台で積極採用継続 メルカリ・小泉文明社長

こいずみ・ふみあき 早大卒。大和証券SMBC、ミクシィを経て2013年12月、メルカリ入り。今年4月、取締役社長兼最高執行責任者(COO)に就任。37歳。山梨県出身。

 国内最大のフリーマーケットアプリ運営、メルカリ(東京)の小泉文明社長は仙台市で河北新報社の取材に答え、好調な業績を背景に今月移転、拡張した青葉区の拠点で積極採用を続ける考えを表明した。市場関係者が注目する株式上場については「いずれ上場する必要性がある」との認識を示した。(聞き手は報道部・小沢一成)

◎新事業へ意欲、上場も視野

 −仙台の拠点を移転、拡張した狙いや背景は。
 「創業から4年10カ月たち、アプリのダウンロード数は日本で6000万、米国で3000万。流通総額は月100億円超と、順調に成長している。利用が活発化しており、カスタマーサポート(顧客支援、CS)業務を担う仙台の拠点を拡大した」

 −今後の採用計画は。
 「仙台には現在、約200人の従業員がいる。毎月10人程度を採用しているが、全然足りない。幾つかの新規サービスが控えており、CSの必要性を感じている。採用スピードを止めることは考えていない」

 −仙台でどんな事業展開を考えているか。
 「仙台は新事業を実験的に試すのにベストな場所。(108万の)人口はちょうどよく(年齢層の)分布も偏っていない。CS拠点があり、何かあったときに対応しやすい。将来、新サービスを仙台から始めることも考えている」

 −盗品や現金など不正な出品が相次いでいる。
 「1日の出品数が100万点以上と非常に多く、システムと人力の両面で対策を強化する必要がある。システム面では、一部で人工知能(AI)を使い始めている。これまでの不正出品のデータを活用することで、対応時間がより早くなる。AIの効果は高く、活用の幅を広げたい」

 −今後の成長戦略をどう描くか。
 「一つ目はメルカリの使い勝手をより良くし、進化させていく。次に海外戦略の推進。三つ目は新規事業へのチャレンジだ。より高い成長を実現したい」

 −株式上場が取り沙汰されている。
 「いずれ上場する必要性がある。やりたいことはたくさんあり、資金があれば実現する。どこかで、その選択肢を取ることもあるのではないか。ただ、上場は資金調達の手段の一つであり、ゴールではない」


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2017年12月13日水曜日


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