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センサー開発の電磁研 来月富谷移転、仙台の施設老朽化

 人工衛星やロボットに使うセンサーなどの開発、研究を行っている公益財団法人・電磁材料研究所(電磁研)は13日、研究施設を現在の仙台市太白区八木山南から富谷市成田へ全面移転し、来年1月1日に事業を開始すると発表した。
 荒井賢一理事長が富谷市役所で記者会見を開き、概要を説明した。電磁研は同市成田9丁目の旧YKK金属材料研究所の建物(築23年、鉄骨3階、延べ床面積約3700平方メートル)と跡地(約1万5000平方メートル)を取得。クリーンルーム棟増設と改装は11月末までに終えた。移転費は約19億円。現施設は解体し跡地(約4万平方メートル)は売却する。
 荒井理事長は「八木山の施設は築42年で、東日本大震災でも大きな被害を受けた。地域の発展性や交通の利便性を考え、富谷市を移転先に決めた」と話した。
 電磁研は1944年、旧東北帝国大金属材料研究所内に財団法人・航空計器材料試作研究所として、本多光太郎氏を理事長に発足。45年に財団法人・電気磁気材料研究所に改称し、2011年に公益財団法人の認可を受け現名称に改めた。4月現在の職員は32人。
 会見に同席した若生裕俊市長は「歴史ある研究機関を迎えることができて喜びでいっぱいだ。市の発展にも大きな力になる」と語った。


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2017年12月14日木曜日


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