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<アウガ>運営会社、09年に債務超過

 青森市の再開発ビル「アウガ」を運営していた第三セクター「青森駅前再開発ビル」(解散)の経営状態を調べる市議会の調査特別委員会(百条委)は13日、同社が2009年3月時点で債務超過だったことを明らかにした。委員から要求された鹿内博前市長の証人尋問については否決した。
 同社の経営状況を09年3月〜16年1月末に調査していたモニタリング会社の報告書を基に、山脇智副委員長が発言した。09年3月から債務超過だったとの記載が、同7月の報告書にあったという。
 市は同12月、債務超過の回避などを目的に臨時議会を開き、市が保有する債権5億6000万円を同社の株式とし、同社に運用資金2億円を5年間貸し付ける議案を提出した。その際、モニタリング会社の報告内容を求められた市は、同社が債務超過だとは答弁していなかった。議案は全会一致で可決された。
 翌10年3月の報告書は、債権の株式化で同社は債務超過を解消したが、事業の収益性は悪化傾向にあると指摘しているという。
 丸野達夫委員長は「(09年12月の臨時議会で)債務超過が報告されていれば、2億円の融資を認めなかった可能性がある。無駄な投資をしなくても済んだかもしれない」と話した。
 百条委は同日、新たに同社の元社長ら3人の証人尋問を決定。三セク元代表取締役会長の鹿内前市長の尋問については「(調査対象の)スプリンクラー工事が施工された時期の会長ではない」などとして否決した。


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2017年12月14日木曜日


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