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住宅再建の助っ人急募! 岩手・大槌の1級建築士呼び掛け

設計した住宅の前で発注者と談笑する坪谷さん(右)
設計を手掛けた住宅の上棟式に参加する坪谷さん(左)=12月1日、岩手県大槌町

 東日本大震災で被災した岩手県大槌町の1級建築士坪谷和彦さん(44)が、設計や事務を手伝ってくれる人を募集している。仮設住宅の閉鎖を控えた被災者の住宅再建が本格化する中、1人では急増する設計業務への対応が困難なためだ。「とにかく人手が足りない。応援が欲しい」と協力を呼び掛けている。
 横浜市で設計事務所を構えていた坪谷さんは2011年秋、水産加工場の設計を機に大槌町に通い始めた。13年8月からは町内に住み込んで住宅、店舗など約110棟の再建に携わってきた。
 土地区画整理事業や防災集団移転促進事業が一部完了して土地の引き渡しが始まって以降、発注はうなぎ上り。一方、町内の建築士は坪谷さんを含めて4人しかいない。現在は月に3、4棟を手掛けているが、既に約60件の依頼を抱えている。
 「個人事務所が手掛ける住宅は多くても年に10棟程度」と坪谷さん。日中は発注者との打ち合わせと現場の確認に追われ、夜は遅くまで図面を引く毎日だ。
 設計を手伝ってくれている遠隔地の事務所とメールやファクスでやりとりするのにも手間がかかる。
 町では来年度にかけて仮設の住宅や店舗が続々と退去期限を迎える。坪谷さんは「一つでも多くの建物を期限内に引き渡すため、最善を尽くしたい。応援が1人いるだけでこなせる仕事量が増え、質も高められる」と訴える。
 最低、週3日は町に通える人が必要だという。年齢や経験は問わないが、コンピューター利用設計システム(CAD)を習得していることが条件。連絡先は坪谷さん080(1065)0069。


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2017年12月14日木曜日


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