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<おくりびとロケ地>旧割烹「小幡」存続へ 酒田市、改修で最終調整

存続の方針が決まった旧割烹小幡=酒田市

 映画「おくりびと」のロケ地で、老朽化が進んでいた山形県酒田市の旧割烹(かっぽう)小幡について、酒田市は13日までに、建物を修繕し市民の交流施設などとして存続させる方針を固めた。建物の利活用について27日に市民と市議会から意見を募り、最終的な方針を決定する。
 関係者によると、市が専門家に委託した7カ月間の基礎調査で、木造2階の本館が1894(明治27)年の庄内地震に耐えて残った希少な建造物と判明。修繕による維持も可能と結論付けた。地震以前の建物で市内に現存するのは、本間家旧本邸と旧鐙屋のみ。
 市は一部を除き建物全体を改修する方向で最終調整しており、修繕後は飲食店や市民の交流施設としての活用を想定する。具体的には27日に開く報告会で明らかにし、市民の意見を踏まえて決めるという。
 小幡の建物は本館と洋館、土蔵で構成。2008年公開の「おくりびと」で納棺師の主人公が勤める「NKエージェントビル」として登場し、翌09年に映画が米アカデミー賞外国語映画賞を受賞すると、年間最多で12万人近い観光客が訪れた。
 老朽化により14年に一般公開を打ち切り、酒田市が保存の可否を探っていた。


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2017年12月14日木曜日


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