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復興拠点拡大目指す 中長期構想策定 福島・大熊町

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県大熊町は、帰還困難区域の中長期復興構想を策定した。全域の避難指示解除を将来的な目標に、当面は11月に国から認定を受けた特定復興再生拠点区域(復興拠点)の拡大を目指す。
 構想は、復興拠点から外れた地域の整備を目指す。土地を東日本大震災以前に戻すことを前提に、荒廃抑制策を実施する。新たな整備計画案の策定を検討し、国に支援を求める方針だ。
 具体的には、バイオマス発電、大型駐車場、リサイクル産業などの立地によって、拠点区域を広げることを検討。東電の送電線網に近く放射線量が低い地域では、農業と発電を両立させる「ソーラーシェアリング」に向けた太陽光発電施設の誘致を進める。
 除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設用地南側の沿岸部にあり、熊川が流れる熊川地区には復興公園を整備。地元漁業組合が事故前まで続けてきたサケ漁とふ化の復活を図るとともに、東日本大震災の津波で犠牲になった町民を慰霊する場所とし、復興のシンボルにしたい考えだ。


2017年12月14日木曜日


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