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<海外視察政活費控訴審>オンブズマンの控訴棄却 仙台高裁支出の合理性認める

 宮城県議会が2014年5月に議員7人を派遣したベトナム視察に政務活動費(政活費)で同行したのは違法だとして、仙台市民オンブズマンが、同行議員と所属会派に経費約44万円を返還請求するよう知事に求めた訴訟の控訴審判決で、仙台高裁は14日、支出を適法と認定した仙台地裁判決を支持、オンブズマンの控訴を棄却した。オンブズマンは上告する方針。
 小林久起裁判長は「ベトナムとの密接な関係構築は県政の重要課題の一つ。ビジネス展開や県産海産物の販路開拓に関する調査研究に政活費を使うことには、必要性や合理性が認められる」と判断した。
 議会派遣と重複して視察する必要はなかったとのオンブズマンの主張は、「視察への直接参加で得られる成果は議員個人の経験や知見で異なる。視察が実態として議会派遣と同じ趣旨目的だったとしても違法とは言えない」と退けた。
 4月の地裁判決は「同行議員は企業のベトナム進出支援などを県に働き掛けていた」などとして視察と県政との関連性を認めた。
 オンブズマンは「視察目的を後付けすれば、政活費で自由に同行できることになる」と批判。村井嘉浩知事は「政務活動は幅広く認められるべきで、ある程度の寛容さが必要」と述べ、視察に同行した会派「自民党・県民会議」の菊地恵一会長は「不適正支出ではないとの主張が100パーセント認められ安心した」と語った。


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2017年12月15日金曜日


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