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<カジカガエル>清流の美声の持ち主 会いに来てケロ 仙台市が生息地マップをネット公開

「日本一美しい鳴き声」と言われるカジカガエル(仙台市提供)
グーグルマップを活用し、カジカガエルの生息地を紹介するマップ

◎生態や自然環境動画で紹介「関心持つきっかけに」

 仙台市は清流のシンボルとされるカジカガエルの生息地マップを作り、インターネットで公開を始めた。小型無人機「ドローン」で空撮した太白区秋保地区の生息地などを動画で紹介している。市環境共生課は「カジカガエルの鳴き声を知らない人も多い。関心を持つきっかけになってほしい」と期待する。

 カジカガエルは体長数センチの小型のカエル。「フィフィフィフィ」という口笛のような鳴き声は、日本のカエルの中で最も美しいと言われる。市中心部の河川では1960年代、水質悪化のため姿を消したが、放流活動で再び生息を確認できるようになった。
 マップは広瀬川や名取川の流域を中心に生息地55地点を掲載した。専門業者の調査に加え、市民から今年5〜8月に寄せられた情報を基に作った。地図サービスのグーグルマップを活用し、生息地をカエルのマークで示した。
 カジカガエルが生息する自然環境にも関心を持ってもらおうと、動画投稿サイト、ユーチューブに専用チャンネル「仙台×生物多様性〜おらほの生きものチャンネル」を開設。秋保地区の名取川に残る良好な生息環境や、河原で鳴くカジカガエルの動画を紹介する。
 生息地マップと動画は、市のせんだい環境学習館たまきさんサロンのホームページ内にある特設サイト「生物多様性保全推進事業」とリンクしている。同サイトは6月末からカジカガエルやカッコウ、オオヨシキリの高音質の鳴き声を配信している。
 市環境共生課は「カジカガエルが生息する美しい清流など、身近な自然に目を向ける機会にしてほしい」と呼び掛ける。


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2017年12月15日金曜日


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