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<原子力規制委>トリチウム水「海洋放出しかない」「理解や同意は重要な側面」委員長、飯舘で強調

菅野村長(右)と意見交換する更田委員長(左から2人目)

 原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長は14日、東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部を除き3月末に解除された福島県飯舘村を訪れ、村幹部と面会した。第1原発で増え続ける放射性物質「トリチウム」を含む処理水について「希釈して海洋放出する以外に選択肢がない」と述べた。
 菅野典雄村長と意見交換した更田氏は「批判は承知しているが、(海洋放出が)技術的にまっとうで唯一の選択肢であると自信を持って発信してきた」と強調。
 「風評被害を恐れる方々の理解や同意は重要な側面ではある。処理水については、今後ともはっきりした声を上げていければと思っている」と語った。
 溶融燃料(燃料デブリ)の取り出しを巡っては「必ずしも早く進めるのが全てではない。安定した状態で保つ方が明らかに利点がある場合もある。そこをどう伝えたらいいのか」と情報発信の在り方を探っていく考えも示した。
 更田氏の福島訪問は9月の委員長就任後初。福島市出身の前委員長田中俊一氏も同行した。
 更田氏は14、15日に飯舘村や南相馬市など7市町村を回り、来年1月には第1原発が立地する大熊、双葉町など7市町の首長と会う。


2017年12月15日金曜日


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