宮城のニュース

<入試のツボ>科学的考察を習慣化

◎高校入試・冬休み(3)前期選抜直前対策

 公立高を受験する生徒は、前期選抜の志望校を選ぶ最終局面に入ったことだろう。11月8日に発表された2018年度の第1回予備調査の結果を分析し、直前の対策を提案したい。
 前期選抜は、仙台市内の公立高普通科で2倍を超える学校が多いのが特徴だ。抜粋した表にあるように、7校が2倍超。仙台一は7.0倍と相変わらず高倍率で、仙台三も昨年より下がったものの4倍近い。
 仙台市内の普通科は全県的に人気がある上、少しでも早く進学先を決定したいという心理が働いたとみられる。いずれ、前期選抜はかなり難関だといえる。
 では、どのような対策を講じるか。まずは知識の定着だ。学校独自検査は理科・社会型なので、一問一答型の問題集で語句と内容が一致しているかを繰り返し確認すること。
 その次は、思考力を培う訓練をしよう。昨年度の傾向では、社会より理科の難化が顕著だった。教科書にない事象を取り上げ、仮説を立てて検証するという科学的思考力を問う問題が目立った。
 こうした問題に対応するには、眼前の現象の理由や背景、他の現象に対する影響を考えるということを習慣化すべきだ。その科学的考察を文章にすることも忘れてはいけない。一見遠回りだが、難関を突破するにはこの方法が最適だ。答案を信頼できる指導者に添削してもらうといい。
 現在の中学3年生の代から、新しい仕組みに変わる大学入試のキーワードは「思考力・判断力・表現力」。公立高入試の前期選抜の小論文もこれらの力が試される。前期選抜対策は、実は大学合格への準備でもある。
 (進学プラザグループ教務部・鈴木伸講師)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2017年12月16日土曜日


先頭に戻る