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困窮家庭の子ども 居場所をもっと 仙台のNPO、2カ所目の学習拠点開設

昨年開設した支援拠点の集会所でボランティアと一緒に家具作りを体験する子ども=仙台市宮城野区

 経済的に困窮する家庭の子どもたちの学習を支援する仙台市のNPO法人「STORIA(ストーリア)」が18日、市内2カ所目の拠点を泉区に開設する。「地域と連携して、貧困の連鎖を断ち切る取り組みを広げたい」と話す。
 地域の集会所を借りて毎週月曜日の午後4〜8時に活動する。生活保護や児童扶養手当などの受給世帯の小学生が対象で、これまで2人が登録。軌道に乗れば週2回開く。
 勉強や遊びのほか食育も掲げる。児童が夕飯の準備を手伝い、スタッフや地元ボランティアと食卓を囲む。普段は仕事の都合で親の帰宅が遅く、子どもだけで食事をすることが少なくないからだという。
 昨年発足し、最初の拠点は宮城野区に設けた。重視するのは困窮家庭の日常を見守る地元との連携だ。泉区の自治会は今回、集会所を改装したり、該当する家庭に声を掛けたりして準備を進めてきた。
 自治会長(65)は「経済的に苦しく、塾に通えない子どももいる。小学生の居場所とともに住民との交流の場にしたい」と語る。
 STORIA代表理事の佐々木綾子さん(43)は「勉強の習慣と生活スキルを身に付け、小学生のうちに自立の土台を築くことが大切」と強調する。今後も数カ所の開設を目指すほか、ノウハウを他団体や地域と共有し、困窮家庭の児童支援を広げたい考えだ。
 ボランティアや寄付の連絡先は佐々木さん080(3335)3828=平日午前10時〜午後6時=。


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2017年12月16日土曜日


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