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<楽天>「はい上がる」横山が育成から支配下復帰へ奮闘 動作改善、直球の質向上

ブルペンで投球練習する横山=14日

 東北楽天の横山貴明投手が支配下復帰を目指し、冬場も精力的に汗を流している。育成契約となった今季、けがに見舞われながらも球質の向上に手応えをつかんだ。「2月のキャンプからアピールし、支配下にはい上がりたい」と意気込みを語る。

 外は寒風が吹く楽天イーグルス泉練習場(仙台市)。屋内のブルペンで横山が投げ込む。「プロの世界で活躍したい気持ちは強い」と表情を引き締めた。
 大卒3年目の昨季、右の中継ぎとして1軍で自己最多の19試合に登板したが、結果を出せずにオフに戦力外となった。「被打率が高く、三振もあまり取れなかった。自分を客観視すればいまひとつだった」と厳しい現実を受け止めた。
 育成選手として再出発となった今季は「直球の質」をテーマに掲げた。スピンが効いた球を投げるため、腕を後ろに引く動作の改善に取り組んだ。弾道測定器「トラックマン」で1分間の直球回転数を調べると、2割増しの約2300回転になった。「打者の手元でボールが伸びるようになった」と好感触をつかんだ。
 不運だったのは右肘の故障。9月7日のイースタン・リーグのDeNA戦で痛みが襲った。8月にスライダーの投げ方を変え、肘に負担がかかったことが原因だった。それでも「武器にしたいと考えているスライダーの曲がりが良くなった。つかんだ感覚を確かなものにできれば来季はいける」と前向きに捉える。
 故障も癒え、今月から投球練習を開始。約3カ月ぶりのブルペンは捕手を立たせたまま約20球の投球だったが、「投げることが楽しかった」と喜びをにじませた。再び背番号2桁のユニホームに袖を通す姿を思い描き、地道に逆境を乗り越えていく。
(佐々木智也)


2017年12月16日土曜日


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