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<空き家バンク>スタート5年、成約2件のみ…盛岡市、補助金新設し活用呼び掛け

 空き家登録を募って居住希望者に仲介する岩手県盛岡市の「空き家バンク」による成約が、制度スタートから5年で2件にとどまっている。空き家の登録が見込みを下回っている上、不動産業者に入居の仲介を依頼するケースが多いためだ。市は補助金を新設し、バンクの活用を呼び掛けている。
 空き家バンクは2012年12月、市北部の松園地区で試験的に始まった。15年4月には対象を市中心部に拡大したが、成約は昨年度と本年度の各1件だった。
 市によると、16年度末で市内の空き家は3127戸。270戸は居住可能と判断し、うち160戸の所有者に登録を促した。だが、本年度の登録は目標の40戸に対し、14戸にとどまる。
 いったんバンクの活用を検討しながら、不動産業者の仲介で入居先を決めたケースが5件あった。就農を望む居住希望者に対し、農地に近い物件を紹介できなかった事例もあるという。
 市は今年6月、入居者が空き家を改修するのに最大30万円を助成する補助金を新設した。国土交通省のモデル事業として今年開設された空き家検索のインターネットサイトにも物件情報を載せる予定で、全国から入居希望者を募る。
 市都市計画課は「今も入居相談が2件あり、本年度中に成約数が増えるかもしれない」と期待。修繕補助金も3年は継続して「空き家バンクの活用を定着させたい」と話す。


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2017年12月16日土曜日


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